−患者生活− 吉田輝人
(1999-04-27)

変なタイトルだなと思いますが、臨時のページなので許してください。

  1. 私の病歴
  2. 現在の状況と今後
  3. その他の与太話(入院の慰みに書いていますが、公開はしませんね。)
を紹介して行きます。

私の病歴 case history

どうしてかかったの。どういう症状が出たの。という質問をよく受けます。
ここ数年の出来事のページの方に少しは書いておきました。病名などは下記のとおりです。
「縦隔悪性胚細胞性腫瘍」
縦隔:心臓の上あたりの構造部位。 悪性〜腫瘍:ガンの一般的表現。 胚細胞:通常の細胞に分化する前の未熟な細胞。生殖細胞? 参照:精巣腫瘍が胸にできたものといえます。 国立がんセンター がん情報サービス「精巣腫瘍」 国立がんセンター がん情報サービス「腫瘍マーカー」

現在の状況と今後

4月30日まで、「国立がんセンター 中央病院」に入院していそうです。 (map)
呼吸器ということで、14階A病棟17号室にいます。手術後の術後管理期間4泊は8階にいました。以前はベッドから窓いっぱいに臨海副都心からレインボーブリッジまでを見渡せましたが、逆向きの部屋のため眺望は今一歩です。抗がん剤治療となれば13階に移動すると思われますが予定はまだありません。

入院時の第一報

4月9日の状況です。
やっと治療方針が固まりました。
手術のち抗がん剤です。
手術待ちが2週間程度、手術回復待ちが3週間、
抗がん剤が3週間、回復待ちが3週間というところでしょうか。
患者の想定した勝手なモデルケースですので判りませんが。
途中、一時帰宅などもあるかもしれません。(例えば週末など)

腫瘍マーカー推移(ご参考まで)
4/8 184.8  
3/29 87.9
3/23 59.9
2/9    8.8   これ以前は10以下の正常値 
 初回入院時は17000位、昨年入院時は200位と記憶しています。

手術前の説明

手術説明図 4月22日木曜日朝から手術です。 手術後26日月曜日までは、手術後の管理病棟に入ります。 左下葉部分切除であり、特に大きい手術とは思えませんが、 週末にかかるための処置と思われます。
先生の説明では、「 腫瘍は二つ連なっており合わせて1.5〜2cm程度、左下葉S10ブロックを中心に(場合によりS6,S9ブロックも)切除の予定。2.5-3時間程度で出血は50cc程度を見込んでいる。ただし、前回手術にて生じたであろう癒着の具合により変動する。」とのことでした。
手術前家族向け説明により追記
20日に説明がありました。「左肺切除(区域切除)」の予定です。術後10日程度で退院の見込みだそうです。「抗がん剤はどうするの」という話は別のようで、黄金週間に退院してしまうかもしれません。先生の話では、切ったらおしまい、抗がん剤は無しという感じもします。
週末や連休が絡まなければもっと早かった気もします。退院したら連絡よこせと言う方は念のためメールを入れておいてください。術後の容態が落ち着きましたらご連絡させていただます。(以上21日記入)

手術後の説明など
取りづらいからと左下葉全部取ったそうです。肺活量が20%位減ったけど問題無いからとのお話です。取って下さる方は軽くおっしゃる。ま、こちらもそんなものかなと思っていますけど。最近2回も同形式の手術を受けていたのに手術後数日は痛いことをころっと忘れていたことは失敗でした。(手術回数としては4回目ね) あと、まだ肺が膨らみきっていないので運動すると少し息苦しいですね。
22日の手術で26日にはすべての管が無くなり、27日には傷を覆っていたガーゼも除去され、セメダイン様のスプレーを一吹きしておしまい。「シャワーも浴びて良いし、週末にははまず帰れると思うよ」と言われています。ドレイン管の跡以外は抜糸もしないでおしまいだそうです。手術翌日から歩き回らせられるのは当然ですし、今は少し体温などのチェック回数が多いくらいで放置されています。そう言えば手術時の出血量は16cc位と聞いています。妹はヤクルトと比較していましたが、一回目の手術が出血量ではなく輸血量で1200ccかかったことを思い出すと大きな違いです。一週間しないうちにガーゼすら無くなることと併せてびっくりしています。体力がある人なら連休明けから出勤も出来そうですねぇ。 (以上27日記入)

どうでもいい話
クイズです
この患者は、初めて退院したとき記念にとあるものをもらって大事にしています。それはつぎのうちどれでしょう
  1. 看護婦さんのキスマーク付名刺
  2. 手術で切除した上大静脈の標本
  3. 自分の脳みその断面写真(MRI写真)
我ながら情けないクイズだ。

あと、
どうでもいいことだけれど、がんセンター中央病院の医療スタッフ支援システムの名前が MIRACLE らしい(真偽未確認)。個人的にこの言葉自体あまり好きではないせいもあるけれど、医者が"奇跡"を頼るというネーミングは上手いんだか何んなんだかよくわかりません。

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