−患者生活− 1999-07版 吉田輝人
(1999-12-23)

変なタイトルだなと思いますが、臨時のページなので許してください。
点滴その他治療の関係でゆっくりと書いてみようかと思っています。 こちらの先生方には見事に治して頂きました。なお、この文章の出来から私の快復具合を疑っている方がいらっしゃいましたら、それは誤解です。片手間で書いているのが悪いのです。まだ治療途中ですから許してください。 詳しい治療経緯などは、読んで気分を悪くされる方もいらっしゃるかも知れませんので、 別紙にまとめる事にします。と言いつつ、これもまだちゃんとまとめていませんが。

経緯
7月26日(月)未明、救急車で病院に搬送される。
即時脳X-CTを撮っていただいたところ腫瘍が発見させる。
手術の方向で準備スタート

手術までの間、脳血管造影、MRI, X-CT, 単純X線撮影などなど。 
7月31日(土)去年は他の病院にいて見なかった昭和記念公園の花火を
  優雅に、でも一人でベッド上から眺める事になる。さみしい。
8月4日(水)手術
8月5日(木)救命救急病棟にて管理
8月6日(金)一般病棟個室へ移動
8月8日(日)日曜までは安静は上体起こし45度までだったが、
8月9日(月)大部屋移動。このころにはもう手術がいつだったかわからないくらいまで快復している。
8月10日(火)半分抜糸
8月11日(水)1針を除き抜糸
8月12日(木)術後初のX-CT。順調な快復とのこと。
8月15日(日)完全抜糸。点滴終了。大変楽になる。
8月17日(火)組織培養結果が出たとの話あり。今後の方針検討に入るとのこと。
8月18日(水)脳波検査。主治医からの説明は後日。
8月19日(木)MRI検査
8月20日(金)週末外泊が許可される。以後毎週末外泊。
8月24日(火)放射線照射準備
8月25日(水)放射線照射(全10回)スタート
9月7日(火)放射線照射終了
9月8日(水)退院!!
その後、自宅静養。
  疲れが出てなかなか復帰できずにいます。
10月28日(金)10月上旬の肝機能指標が大変悪かったことがわかった。追試(?)をうける。
11月2日(火)追試の結果は不可。16日までは自宅で静養することになる。
11月12日(金)肝機能検査(採血)
11月16日(火)まだGOT,GPTが50-80程度と高いので、養生するべしと言われる。
11月29日(月)採血にてGOT,GPTの値正常化、これで社会復帰可能かと一瞬喜ぶ。
    しかし念のため実施した肝臓超音波診断(肝臓エコー)にて影あり、委細後日診断とのこと。
11月30日(火)肝臓エコーの結果、離れた個所に、3.8cm,2.4cmの2つの影があるとの診断。
    しかし、すぐに治療に入る話ではないので一時復職の相談あり。後日復職延期。
12月 9日(木)肝臓X-CT。大きさなどを測定した模様。14日に今後の治療方針の話があるはず。
12月10日(金)MRI
12月13日(月)診察
12月14日(火)診察

14日までの検査をまとめた診断と今後の方針は、
(1)肝臓について
 肝臓エコー(超音波診断)にて3センチ程度の転移2個と見られたものはその後、C
T(断層写真)による精査で4個確認された。これについて、固有肝動脈カテーテル
インターレーションという手法で対応する。肝動脈に肩近傍から管を半永久的に留置
し、肩口から持続的に抗がん剤を投与する。従来より抗がん剤に対しては好反応を示
していることから有効と考える。
(2)脳について
 毎月MRIにて追跡調査を実施してきたが異常な影はなく手術の後遺症や取り残し
などの問題はないと判断する。今後は隔月程度に間隔をあけて管理する予定。
(3)血液状態
 貧血、肝臓機能など正常。肝臓機能については使用していた抗けいれん剤の変更に
より改善したと思われれる。異常値は、腎機能BUN29.0、腫瘍マーカーAFP22.9
LDH229。
となりました。

12月20日(月)入院
12月21日(火)固有肝動脈カテーテル、リザーバー留置施術。←5時間程度の手術。
この後、明朝まで12時間上向き固定で安静。予定より多少大掛かりであった。
12月23日(木)現在、順調に回復。

今後、
12月27日(月)抗がん剤開始予定。
12月28日(火)退院、または一時外泊予定。


ここまでの経緯はここ数日のうちに書き直そうと思います。

なお、
 ・月一度脳のMRI検査、胸部X線撮影などを受けています。
 ・7月には脳の検査を受けていなかったため救急車で運ばれるようなことがおきましたが、
 ・現在は投薬と月一回の追跡調査がしっかり行われているため大丈夫です。

なお、予兆があったかどうかは、
自覚症状などとして思い当たるものは唯一、7月25日(日)に珍しく肩こりがした事くらいです。夏ばての感じすら無かったです。

医師の診断につきましては、
表現を選ばないと差し障りもありますので、できましたらお問い合わせ頂いた方に直接説明させて頂きたいと考えています。 しかし、国立がんセンター中央病院にて定期受診し、最近では、7月12日に胸部CTを撮り、13日には「問題ないから次回内科受診は9月」との診断を頂いてすぐの出来事ですから、「...」。また、これより前に撮影した脳のX-CTは4月6日。今回の手術のためこの時の写真も頂きにいったのですが"なぜか"見つからなくなっていたそうです。多分他意の無いミスだと思いますが、無くなってしまう事もあるのですね。撮影後にも写真自体は見せてもらった事も無く「大丈夫だったよ」と言葉で言われただけではありましたが。
関係無い話ですが、中央病院の外来待合室には白衣を着た狐のぬいぐるみがいます。本当に関係無いと思いますが。
なお、必ず見られると聞いていた腫瘍マーカーの上昇はなかったとのことです。